手摘み茶の“かぶせ”作業

2011.05.04

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11 MAY 2011 IN MOMOGANO

5月11日に開催致します手摘み茶の準備の一つとして“かぶせ”という作業があります、これは光合成を抑えるため、茶の木の上に遮光率85%の黒い被服資材を覆う作業です。
こうすることにより茶の木の渋味が少なくなり、うま味(アミノ酸)が多くなるのです。

でもこの作業はとても手間がかかり、風が吹くと上手くいかず何回もやり直したりします。
実は光合成を抑えるので茶の木にも負担がかかるのです、ですから手摘みが終われば、深く刈り樹性を回復させ元気な親葉を育てそこから最高の新芽が創られるのです。

この日のために一年間茶園管理を行います。
この様に頑張っていてもきつい遅霜が来ると、柔らかい新芽は焦げてなくなってしまいます。
一番茶はとてもデリケートなのです。

5月11日は雨が降らないように祈っております。
11 MAY 2011 IN MOMOGANO