Archive for 4月, 2012:

手摘み茶園かぶせ作業

2012.04.28

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今年は水分が豊富な上に4月の高温で茶の芽がすくすく伸びております。

5月6日に手摘み茶を行いますが、それまでの準備として7日間被服をします。
茶園にポールを立て黒い被服資材を覆って光合成を抑えるのですが、この作業にかなり手間がかかります。

8月のニ番茶が終ってから5月まで一年間手間を掛けて管理していきます。そうして、茶の葉は甘味を増し、あざやかな緑になるのです。

5月の茶摘みは言わば集大成、一年間で一番綺麗な姿を見せる時と言えるでしょう。
その瞬間を皆様に見て頂けるのは、私にとっても幸せなことです。
そして茶摘みを通じて皆様と触れ合える事が何よりもの楽しみです、心よりお待ちしております。
ティーファーム 井ノ倉

2012/山笑う茶摘み

2012.04.11

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今年も、私どもの茶園での「茶摘み体験」を企画しました。
昨年は雨の中での茶摘みとなりましたが、皆さまからは「これからは煎茶を淹れる度に、茶畑の自然の中で出会った色や香り、音を思い出し、たくさんの事に感謝することになるでしょう」という嬉しいメールも頂きました。
このようなメールやお手紙、雨にもめげずに最後までしっかり収穫して頂いたことに、私の方が恐縮し、感謝の想いで一杯になりました。
そのときのお茶は「雨滴/あめしだれ」と名付けて、お送りさせて頂きました。

今年は春が遅く昨年と同じ様な時期になると思っていましたが、雨が多く水分が充分あり4月の中旬からの陽気がよく暖かくなったので昨年より早く摘採が始まる感じです。
お茶の生育は桜の開花とよく似た特性を持っています。冷たい気温から春の暖かい温度に変わるとスイッチが入り生育が始まります。桜の開花も同じで、春が遅かったのに時期はそれほど変わらず昨年より綺麗な花を咲かせています。
今年は、お茶の品質は昨年より良い様に思います。

“山笑う”とは山の木々が一斉に芽吹いてくる情景を表現した言葉です。
茶の木も元気に萌芽(ほうが)先が開いて伸びた時期です、その生育を見て摘採の適期を判断します。
今年も皆さんに茶畑の香りを愉しんでいただきたいと思います。
日時:5月6日 日曜日 AM7:30~15:00(摘採は午前中)
◇参加費用:4千円(昼食付き)
  *後日、摘んで頂いたお茶を仕上げて、郵送いたします。
◇場所:奈良市月ヶ瀬桃香野カモン谷 (井ノ倉茶園)
*送迎を希望される方は、近鉄奈良駅(AM7:30出発)から月ヶ瀬までの 無料送迎バスをご用意しております。
但し、人数に制限がありますので早めのご予約をお願いします。  
◇お問合せ先:THE SENCHA TEA ROOM 「煎茶と靴下、そして薬草」
        大阪市中央区南船場3-2-6大阪農林会館2F
        TEL:070-5438-2016
◇Mail : thesenchatearoom@gmail.com
お申し込み受付後、参加者の方には詳しい情報をお知らせします。  ※他、何かご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
      「煎茶と靴下、そして薬草」 TEL:070-5438-2016

2012年3月14日に井ノ倉茶園からティ―ファーム井ノ倉に名称を変更致しました。
ヨーロッパやアメリカでは、近年、日本のお茶に対する関心が高まってるようで、私どもにも問い合わせがあります。
この機会に私自身も心機一転を図ろうとThe Tea Farm Inokuraとさせていただきました。
                              
                                     井ノ倉光博