Archive for 3月, 2013:

水野博司さんと井ノ倉

2013.03.31

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二年前にアップした「水野博司さんとの出会い」が井ノ倉ブログトップであることから、
水野さんの人気と急須に興味がある方が多いことが分かります。

今ではこの急須が私達の相棒です。
二人までなら小急須が残然淹れやすいです。
いつも使っているので、これからお茶の摘採時期が始まるので、
水野急須は小休憩ということでメンテナンス。
食品用の漂白剤に一日付けてお茶のアクを取ります。
注ぎ口の部分は急須用のブラシで中性洗剤を使って磨きます。
しっかり洗いそして熱湯に漬けて下を向けて乾かしておきます。
ついでにお茶碗や湯冷ましも綺麗にしてあげます。
お茶時期になると工場でお茶を淹れますが、その時は欠点が出ないか検査するのです。熱湯で水色と味を見ていきます、色が赤く濁ったり、渋味が出ないかを注意します。その時に使うのは工場用急須かステンノ網で救います。やはり、お茶は静かな所で落ち着いて飲むのが一番です。
冬にCMでも使われた水野さんの急須、あまりメジャーになってほしくないのは私だけでしょうか。

洗って綺麗に並べて、また手にとって眺めてみる。
最近急須を見るのが好きな事に気付きました。
急須もお茶と一緒で、二つとして同じものではなく、それぞれに顔があり可愛いのです。
お茶の間には器、急須があるから心が安らぐのかも分かりません。
ティーファーム井ノ倉オリジナルで、作って頂いている小2人用と中5人用の急須、
土は愛知県知多半島(柔らかい土)と、滋賀県信楽(荒いプツプツの風合い)と、岐阜東野地方(固い)の土をブレンドし何回も何回も繰り返し土を漉して滑らかな土を作り、丁寧に丁寧に作られた急須です。1,250度の高温で焼かれているので非常に固く蓋を閉める時の音がとても綺麗です。1ミクロン単位で創られた隙のない仕上がりの美しさは完璧です。
形は少し平たく茶にお湯を注いだ時の茶葉の広がりが分かりやすく、とても持ちやすくお湯切れがいいです。こだわって作られている所は、お茶を注ぐ時急須から出るお茶が、清水の様に細く、湧水が注がれていく様なイメージを持って創られています。蓋の先は橋の欄干(キボウシ)をイメージし、とても上品です。
又茶こしの穴を細かくしてもらったのに湯切れがいいのは企業秘密です。
そして釉薬を使っていないので、渋みを取ってくれ、お茶が格段に美味しく入ります。
まだすごいのは、使いこんでいくと素朴な土の光沢が出て深みのある風合いが出てきます。
まさに水野さんの優しさが伝わる作品です。
<陶歴>
1979中日国際陶芸展入選 1980日本伝統工芸展入選 中日国際陶芸展入選 イタリア・ファエンツァ国際陶芸展選抜出品 1982日本クラフト展入選 中日国際陶芸展入選1983日本クラフト展入選 1985日本クラフト展クラフト賞受賞 金沢国際ゼザインフェア佳作受賞 1989国際陶磁器美濃‘89入選 1990伊丹クラフト展入選 1992国際陶磁器美濃‘92入選 日本工芸展招待出品 1993工芸都市高岡‘93クラフトコンペ入選 2005工芸都市高岡‘05クラフトコンペ入選国際陶磁器美濃‘92入選 1993工芸都市高岡‘93クラフトコンペ入選 2005工芸都市高岡‘05クラフトコンペ入選クラフトコンペ入選 2005工芸都市高岡‘05クラフトコンペ入選日本のクラフト・手・もう一つの生活展にてクラフト・センター賞受賞東海伝統工芸展 6回入選その他各地にて個展、グループ展
陶房 博司   水野博司

-山笑う-春の大和茶教室/秋篠の森

2013.03.20

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3月20日お彼岸のお忙しい時期にもかかわらず沢山のお客様にお越しいただきました。

くるみの木「秋篠の森」では、4年前から井ノ倉のお茶を提案して頂いております。
お茶会のお話も前から頂いていたのですが、なかなか実現できなく今回機会を頂きありがたく開催する事が出来ました。

11時からと14時からの二回やらせて頂きましたが、本当にお茶が大好きなお客様方ばかりで、進めると言うよりもお茶会の中で、沢山の質問を頂きながら気楽に会話ができました。
また提案するお茶の淹れ方やおしながきの順番など、ご自分でお茶会を進める時の参考になるなどのご意見も頂きました。

今回のお凌ぎとして、「なず菜」でしか食べられない井ノ倉抹茶を使ったムースと、かりがね焙煎「春眠」がベストマッチング、とても美味しかったです。
今回お客様にも急須でかぶせ煎茶「玉響」を淹れて頂き、私自身も同じテーブルで、同じ空気感の中でお茶を愉しめた様に思いました。

秋篠の森「月草」では、井ノ倉のお茶を販売していただいています。
昼からは雨が降り足元が悪い中でしたが、わざわざお越しいただき本当にありがとうございました。

お昼に頂いた特別賄い料理は、とても美味しかったです。

山笑う-春の大和茶教室

2013.03.14

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3月20日(水・祝)
11:00-13:00  14:00-16:00
かぶせ煎茶「玉響」で、お一人ずつ急須を使っていしいお茶の淹れ方、
ゆっくりと3種類の大和茶をそれぞれのお茶に合う干菓子と一緒に味わっていただきます。
また、おしのぎもご用意させて頂きます。
是非この機会に日本人が培ってきた煎茶の魅力をお伝えできればと願っております。
秋篠の森で春を感じながら、お茶の時間を楽しみませんか。
3,500円(煎茶、菓子付)
秋篠の森、月草にて ご予約制(tel 0742-47-4460)
お待ちしております。

松屋銀座TEIBAN展 ありがとうございました。

2013.03.06

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松屋銀座TEIBAN展2/26~3/5までの8日間沢山の方々にお越し頂きました。
今回カウンタでのテイスティングではお客様に待って頂くことなく提案出来たように思います。
狭いフロアーですがお客様が中に入って自由に他の商品も見て頂けたので、
奈良TEIBAN展ブースの統一感はあったと思います。

また、松屋銀座様からお呼びが掛かれば参加させて頂きたいと思います。
わざわざ足をお運び頂きました皆様、本当にありがとうございました。
ティーファーム 井ノ倉

山笑う 春の大和茶教室

2013.03.02

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3月20日(水・祝)
11:00-13:00  14:00-16:00
秋篠の森 月草にてゆっくりと3種類の大和茶を
それぞれのお茶に合う菓子と一緒に味わっていただきます。
井ノ倉が提案するお茶を味わってみませんか。
3,500円(煎茶、菓子付)
秋篠の森 月草・ご予約制(tel 0742-47-4460)
皆様のお越しをお待ちしております。

http://www.kuruminoki.co.jp/gall25_09.html

松屋銀座4日目

2013.03.02

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3月1日、4日目も沢山の方々にお越し頂きありがとうございました。

かぶせ煎茶「玉響」の様な旨味の多いお茶をじっくり淹れて楽しみたいお客様も沢山おられますが、気楽に早くお茶を美味しく頂きたい方も多いのです。
その様なお客様にも楽しんで頂けるお茶が、かぶせ煎茶「相生」かりがね茶「山笑う」
などがお勧めです。
ご希望の方には、その様なお茶を少し高い温度で浸出時間を短くして淹れてみました。
相生は水色(すいしょく)が綺麗でお饅頭に会いそうです、山笑うは湯冷ましすると旨味があり
熱湯でサッと出しても香ばしく頂けます。
お客様がどんな物をお探しなのか見極める力を付けないと思いました。