カテゴリー ‘ピックアップ’

2015 山笑う茶摘み! ありがとうございました。

2015.05.04

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昨年は、「手づみ茶企画」のお休みを頂き、ショップ建設に専念させて頂きました。
お客様からのご要望を沢山頂き2015年5月4日に山笑う手づみ茶を企画いたしました。

今年は生育も早く準備期間が短かったのですが、家族仲間の協力で進める事が出来ました。
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当日は雨の予報、6時から小雨か降ってくる中被服資材を巻き取りポールを抜き取る作業。

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地元の方は7時から摘採頂きました。 8時前から車でお越しになる方が続々、8時30には近鉄奈良から臨時バスで、総勢120名お越し頂きました。
結局雨も大したことなく、日差しを気にせず過ごしやすく摘採にはベストな気候になりました。
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10時前には、皆で休憩です。早朝からご飯も食べず月ヶ瀬までお越し頂いての作業、「畑での一服」パンお茶は格別です。
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摘採時期が遅くなり芯(先の部分)が少なく摘みにくかったのですが、皆さん綺麗に38㎏摘んで頂きました。
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昼食は、ゲストハウス「潤hotobiru」の足立様にお世話になり食事タイム

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「SHOP粋翠」では、寄って頂くお客様に、息子たちがお茶を振舞ってくれていました。
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摘んで頂いたお茶を、JA研修工場に運び中間の協力のもと、丁寧に製造させて頂きました。
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8時間かけて細く揉み込まれた茶葉を乾燥し、後日精製仕上げ後摘んで頂いた方に送らせて頂きます。
このお茶は、関西茶品評会に出展致します。

皆様から、来て良かった、楽しかったですのお言葉を頂き私達は、大変幸せです。
また、この様な企画が出来る様頑張っていきたいと思っております。
遠方から早朝より月ヶ瀬の畑までお越し頂き本当にありがとうございました。
ティーファーム井ノ倉
撮影:倉家eto修司

大和茶収穫感謝祭・2014奈良県茶品評会褒賞授与式

2014.11.28

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2014年11月28日春日大社におきまして大和茶収穫感謝祭ならびに2014奈良県茶品評会褒賞授与式が開催されました。
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昨年に引き続き、奈良県茶品評会 1等1席 農林水産大臣賞 、春日大社宮司賞を頂きました。
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2010年に作らせて頂いた奈良県茶品評会カップにプレートが刻まれます。
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授与式が終わると、春日大社本殿で小川流  小川可楽家元嗣様によります奉納手前が行われ、
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御神楽の奉納が執り行われました。

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今回の出品茶製造にご協力頂いた関係機関の皆様又お手伝い頂いた皆様本当にありがとうございました。
これからも、品評会茶だけではなく、製品の質をキープ出来るよう頑張っていきたいと思います。
ティーファーム井ノ倉     井ノ倉光博

農林水産大臣賞 受賞 致しました !

2014.08.19

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平成26年度 第42回奈良県茶品評会 審査がJA茶業流通センターにおいて行われました。
昨年に引き続き  ㈱ティーファーム井ノ倉 が 1等1席 農林水産大臣賞を受賞 致しました。

2013は関西茶品評会(農林水産大臣賞)奈良県茶品評会(農林水産大臣賞)を頂き、2014念願の二連覇となりました。
今回の受賞にご協力頂いた各関係機関の皆様、製造にご協力頂いた補助員の皆様本当にありがとうございました。
INOKURAはこれからも徹底した茶園管理と製品つくりに努めて行きたいと思っております。
この受賞に甘んじる事無く、大和茶の魅力を伝えて行きたいと思います。
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第43回日本農業賞 優秀賞 伝達式

2014.02.20

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第43回日本農業賞 優秀賞 伝達式並びに奈良県代表表彰式が奈良県農業協同組合 本店ホールにて行われました。
NHK奈良放送局 局長からも労いのお言葉を頂きました。

主催 / 日本放送協会NHK 全国農業協同組合中央会 都道府県農業協同組合中央会  後援 / 農林水産省 都道府県

全国96名の中なら個別経営の部で優秀賞を頂き、感謝の謝辞を述べさせていただきました。

日本農業賞は、世界の中の日本農業の確立をめざし、意欲的に経営や技術の改革と発展にとりくみ、地域社会の発展に貢献している農業者と営農集団や、食や農の担い手として先進的な取り組みをしている個人・集団組織を表彰されます。

お世話頂いた県・NHK・JA奈良県及びJA奈良中央会のご支援ご協力の賜であると深く感謝しております。

今後これを契機にさらなる技術の向上と改善に努力してまいります。

http://www.nara-np.co.jp/20140221101020.html

手づくりの 関西大会!

2013.11.02

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2013年11月2日(土)奈良市月ヶ瀬で関西茶振興大会が開催されました。

久しぶりに茶産地で行われた祭典、近鉄奈良駅から月ヶ瀬までシャトルバス送迎、空中大和茶カフェ会場や茶園視察へも送迎バスを配置するなど事務局の段取りはバッチリでした。


午前中は関西茶品評会の表彰式で「奈良ホテルTEIBAN展」でお越し頂いた奥田副知事から大会会長賞を頂き「おめでとう」と壇上で握手を交わして頂き親しみと暖かさを感じました。

また近畿農政局長からの農林水産大臣賞を頂く時はこみ上げるものがありました。
その後、意見発表では自分の想いを述べさせて頂きました。

<意見発表>
「このたび、第66回「関西茶品評会」普通煎茶の部におきまして、栄えある農林水産大臣賞を受賞できましたことは大変光栄に思います。
また、奈良市のお茶が上位入賞し、産地賞を頂き、この上ない喜びです。ご協力頂いた各関係機関の皆様サポート頂いた方々に感謝の気持ちで一杯です、本当にありがとうございました。
まず、私の経営は、現在7haの面積で茶栽培をしております、かぶせ茶を主体に 早生のさえみどりを30a、やぶきたを570a、晩生のおくみどりを100a栽培し収穫期の分散を行っております。収穫・管理作業等で忙しくなる5月から10月にかけては、臨時雇用の方にお世話になっております。
一般茶は、自工場による製造を行っており、茶の芽に応じた最適な荒茶加工に努めております。
平成20年にはエコファーマーの認定を受け、環境にやさしい農業に取り組み、自家設計の有機配合肥料を主体とした施肥に努める他、合理化と環境に配慮した施肥を行うため、点滴施肥技術の導入を月ヶ瀬桃香野地区のグループで行っております。また、自社のブランド化を図るために、6次産業化に取り組み、昨年3月に「株式会社ティーファーム井ノ倉」に法人化し、一般の方にもお茶に触れて頂ける様な提案型加工施設を計画しております。
お茶つくりとして。 今回の受賞につきましては特別な思いがありました。それは、私達のお茶つくりに共感し、一緒に手摘みをして頂いた消費者の方々と共に得られた賞だったからです。
各地で、消費活動やお茶会をする中で、お茶の事が大好きで手摘みがしたいと希望される方が多く、本当に来られるのか半信半疑でしたが、 3年前より体験型の手摘み茶を企画したところ早朝にもかかわらず、遠方からお越し頂き、何回も参加される方もおられます。また初めての方でもいい芽を選んで綺麗に摘んで下さいます。
本気モードの茶摘み体験、初めはピクニック気分の方もおられたと思いますが、生産者や地元スタッフの指導で、良い芽を摘むという目的を一つにし、真剣に作業することで、緊張感もあり、やり遂げた時の達成感はとても良かったと参加されたお客様から、お便りを頂きました。
やはり体験でも真剣な所がないと終わった後の満足感は得られない。ものつくりの厳しさを少しわかって頂いた様に思いました。
また消費者との交流と大和茶のブランド化を目指し、それに賛同した生産者で構成した「空中大和茶カフェ」という取り組みを5年前から奈良県庁6F展望フロアーからスタートし奈良市内、大阪・東京新宿などでも行っております。これは、生産者がお茶の淹れ方と自分達の想いを伝えながら、急須で淹れたお茶の美味しさ、また「お茶の間」を愉しんで頂くという活動です。この取り組みも定着し、リピーターの方も増えてきました。
私達生産者が、お茶を経営していくのは厳しい時代になりましたが、お茶が大好きな人は沢山おられます。
そうした方々の思いに応え、喜んでもらえるようなお茶つくり、また日本茶が持つ文化や素晴らしさを伝えるためにもこれからも日々努力していきたいと思います。」

撮影:倉家eto修司
会場の各ブースでは、生産者や関係者がそれぞれ積極的に運営し、この大会を盛り上げていました!。

現在会長をさせて頂いている「奈良手もみ茶振興会」は白衣を新調し2ホイロで実演していました。後半に井ノ倉の急須を作って頂いている「水野博司」さんご夫妻もお越しになり、手もみ茶の体験をして頂きました。大変喜ばれ、お茶製造の奥深さに興味深く質問されていました。

また、「銀座松屋TEIBAN展」でのお客様が東京からお越しになり、「空中大和茶カフェ」にご出席頂きました。

最終回は私がMCを務めさせて頂き、この日の締めくくりを愉しむ事が出来ました。
遠方からも沢山の方々にお越し頂き、本当にありがとうございました。







2013 農林水産大臣賞 受賞/ティーファーム井ノ倉

2013.09.16

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このたび、第66回「関西茶品評会」普通煎茶の部において、栄えある農林水産大臣賞を受賞できましたこと大変光栄に思います。そして、奈良市のお茶が上位入賞し、産地賞を獲得することが出来たことは、この上ない喜びです。


今回の受賞につきましては特別な思いがありました。それは、私たちのお茶つくりに共感し、一緒に手摘みをして頂いた消費者の方々と共に得られた賞だからです。3年前より私たちは、お茶の事が大好きで手摘みがしたいと希望される消費者の方の声に応えるかたちで、出品茶の手摘み体験を行ってきました。一般の方と一緒にチャレンジする試みで、念願の農林水産大臣賞を受賞出来ましたことは大変喜ばしく思っております。
そして、今年二つ目の賞を頂きました。第41回「奈良県茶品評会」においても農林水産大臣賞を受賞することが出来ました。

奇跡の様な結果に驚いております。ご協力頂いた各関係機関の皆様サポート頂いた方々に感謝の気持ちで一杯です、本当にありがとうございました。
私自身、身の引き締まる思いです。この成果を糧として微力ながら茶業界を盛り上げれたらと思っております。
お茶を経営していくのは厳しい時代になりましたが、お茶が大好きな人は沢山おられます。そうした方々の思いに応え、喜んでもらえるように、また日本茶が持つ文化や素晴らしさを伝えるためにもこれからも日々努力していきたいと思います。
ティーファーム井ノ倉
井ノ倉光博

空中大和茶カフェ/LEXUS

2013.08.24

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8月24日は奈良八条LEXUSでの空中大和茶カフェです。
LEXUEオーナー様限定の空中大和茶カフェ、バックに茶室の設えと、元々空間の質が高いので、
テーブルを並べ蚊帳生地で覆っただけで、上質なお茶室に変わりました。

6月のレセプションと違い茶農家4名で行う空中大和茶カフェなので、引き締まった緊張感の中LEXUEオーナー様にお茶を淹れさせていただきました。
二煎目からご自分で淹れて頂くのですが、愉しんでチャレンジ頂きお茶の美味しさも再認識して頂けたと思います。

驚いたことに、中学校の恩師がお越しいただきました。 私達の活動を知って頂いていたみたいで、色々とご存知でした。こうして応援して頂く方々がおられることに感謝しながら心をこめて淹れさせて頂きました。
本当にありがとうございました。
井ノ倉光博

2013 関西茶品評会

2013.08.09

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ティーファーム井ノ倉の手摘み茶体験が5月3日に行われ、皆様に摘んで頂いたお茶が「関西茶品評会」普通煎茶の部 1等一席 農林水産大臣賞を受賞することが出来ました。
手摘み茶体験にご参加頂いた方、サポート頂いた方、本当にありがとうございました。
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1376270711862/index.html
初めての方は慎重なので綺麗に摘んで頂きます、また回を重ねられた方も何人かおられ始めての方に教えたりと楽しく摘んで頂きました。

2010の全国茶品評会以来続けて「茶摘み体験」を企画してきましたが、皆さん本当に真剣に摘んで頂きます。普通の体験ではなく、いつも品評会に出展するため本気で取り組む体験なのです。
9年前の関西茶品評会奈良県大会の農林水産大臣賞受賞に次ぐ二連覇となり、今回奈良市月ヶ瀬が大会会場という事もあり、受賞できましたことは大変光栄です。
また、機械摘みですが、かぶせ茶の部で ㈱ティーファーム井ノ倉 井ノ倉幸が3等入賞致しました。

これからも、皆様に喜んで頂ける様なお茶をつくっていきたいと思います。

http://www.pref.nara.jp/item/105115.htm#itemid105115

ティーファーム井ノ倉 井ノ倉光博
撮影:倉家eto修司

出品茶づくり 2011/5/11~12

2011.05.29

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5月11日手摘み⇒製茶

御縁があった80名の方と月ヶ瀬の20名の方に手摘みにたずさわって頂き、朝7時半から11時半まで雨の中本当に綺麗に摘んで頂きました。

摘み取った葉は製茶工場で風を当て露を取り除きます。

そして、すぐに蒸します。この工程が一番大事なのですが、とても柔らかい先の部分だけの手摘み茶はとても繊細で浅く蒸すだけで十分なのです。
甘い香りと鮮やかな色が出るように仕上げていきます。これはまさに感覚で、この一瞬の時が神の瞬間だと自分では思っています。

蒸す前とちがい、色が青く鮮やかになっています。

次に粗揉機で熱風を当て撹拌しながら煎茶特有の色調と風味が出るように仕上げていきます。

次に揉捻機に入れ茶葉各部分の水分を均一にします。

次に中揉機でソフトな熱風を当て撹拌しながら揉捻で出た水分を取り除き、次の精揉に適したお茶になるまで揉みます。

この工程までで約4時間経過しました。
次に精揉機で針のような形を創り、光沢が出るように仕上げていきます。

温度を上げずに、しっとりと揉んでいきます。

この工程だけで2時間、火を止めたり付けたり温度に気を使い極限まで形状にこだわります。

最後に乾燥機で1時間じっくりと水分を5%になるまで乾燥します。
製茶工場でも沢山の仲間に手伝って頂きました。
今年は昨年より風味が優っているような出来栄えです。
5月12日 茶業振興センターにて二次加工。

細かい網で大きな芽を取り除きます。

箕(み)で軽い部分を取り除きます。

最後にシッカリと甘い香りが出るまで再乾燥をして完成です。
このように複雑な作業工程を経て煎茶は出来上がります。そこには技術の蓄積と伝承、後継者の育成が欠かせないわけです。その意味でも、毎日の生活の中で煎茶を愉しんで頂ける方が一人でも多く増えていくことが私達のモチベーションにつながります。
井ノ倉光博

全国茶品評会で1等 農林水産大臣賞 受賞

2010.11.19

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この度、普通煎茶10kgの部において、栄えある農林水産大臣賞を受賞できましたことを大変光栄に思います。
全国茶品評会とは、お茶日本一を決める大会です.
このたびは20都府県から823点の出品がありました。
その中でも「煎茶10kgの部」は、全国の茶農家の精鋭が集い競い合う最も競争が激しい部門なのですが、そこで一等賞を受賞することができました。
また奈良県のお茶が続続と上位入賞し、その結果、産地賞を獲得することが出来たことは、この上ない喜びです。
今回の出品につきまして、たくさんの方々にお世話になったこと、本当に感謝しております。
奈良のお茶は今までは知名度が低かったのですが、これをきっかけに“大和茶”が少しでも市場に出ていくことが出来て、多くの方から「美味しい」と言ってもらえるように、さらに精進してお茶づくりに取り組んでいきたいと思います。

3年前から大会への出品をめざして、茶の木を深く刈り、目立ちの荒い手摘み用の茶園を仕立てました。
シッカリした根を育てるために、有機栽培で土作りに取り組み、さらに茶園の負担を減らすために、年に1度しか茶葉を摘み取らない栽培を行ってきました。
摘採の10日前からは、旨味を最大限に引き出すために被服資材を30aの茶園に覆います、これが大変な作業で風が吹いては外れてしまうの繰り返しで何回もやり直しました。
今年の5月8日、120名の方に御協力頂き、早朝から1芯2葉の手摘みで、78kgを半日かけて摘み取って頂きました。
30aの畑で良い芽だけを一つ一つ摘み取る作業は本当に過酷な作業ですが、大人から子供まで自分の事の様に頑張って頂き、綺麗に摘み取ることが出来ました。
そうして摘み取られた78kgの茶葉が製茶の工程を経ると15kgになります。その茶葉を精製し再乾燥することでさらに旨味が引き出されます。
このようにして出品茶を作りました。
出来上がったお茶の外観はスッキリとした冴のある深い緑色で、その形を例えると木綿針の様に細く、堅く、“つるーん”と光っていて、全体の長さが揃っています。
これこそが、私のイメージする芸術品のような茶葉の佇まいなのです。
水色(すいしょく)は透明感のある黄金色で、香気は甘さの中に爽快な若芽の香りがあります。
味は、ふくよかな旨味の中に上品さがあります。
是非、ひとりでも多くの方に日本人が培ってきた煎茶の魅力をお伝えできればと願っています。