秋茶 

2011.10.10

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秋新茶とも言われますが、この時期に延びてくる新芽を摘採し来年の一番茶のために綺麗に整枝を行います。

INOKURAでは、二番茶摘採後3㎝程刈りこみその番茶を畝間にかり捨てます。そうすることにより、栄養分の残った大量の堆肥を敷き詰める事が出来ます。これにより環境保全型農業エコファーマーに認定され、有機肥料を主体とした、ふかふかの生きた土つくりを行っています。
このやり方を「浅刈り」と言い、奈良県で最初に先代が取り入れました。
関西では一番茶後の残り芽を3㎝程刈りこむ番茶が一般的ですが、それをしないで一番茶摘採後に残り芽だけを綺麗に刈り取り(浅刈り)、一番茶によく似た品質の良い二番茶が早い時期に生育するのが特徴です。そして二番茶摘採後3㎝程刈りこむという方法です。
その後に延びた芽が三番茶で、その芽が来年の一番茶の親となる大切な葉になります。
その葉の生育状況によって一番茶の品質が左右されます、ですから七月の摘採時期が終わっても八~九月は重要な時期になります。
次に伸びて来る四番芽が秋茶です。

秋茶の整枝が終わると、養分をしっかり蓄えた茶の木は冬に備えて葉っぱを固くしていきます。
今年の夏は雨が多く降りましたが雨は茶の木には良いのです。今年は特に生育が良いので来年の新芽の伸びが楽しみです。